【画像】 新種 オリンギート

米スミソニアン協会の科学者らは１５日、
「オリンギート」と呼ばれるアライグマ科の肉食哺乳類を
新種と認定したと発表しました。
この新種の体毛はオレンジ色で、尻尾は短く、かわいらしい丸顔をしているそうです。

スミソニアン協会は、
「飼い猫とテディベアを足して割ったような」容姿としています。
体長は鼻先からしっぽの先までが約７６センチで、体重は約９００グラム。
またオリンギートには４つの亜種があり、毛色や大きさが異なるといいます。

外見は、



こんな感じです。

かわいいですね。
コツメカワウソとそっくり！

ちなみにコツメカワウソはこんな感じ。



似てますね、、、。

スミソニアン自然史博物館（ＮＭＮＨ）の哺乳類管理者、
クリストファー・ヘルゲン氏によると、肉食哺乳類の新種が発見されるのは珍しくて、
南北アメリカ大陸では３５年ぶりだそうです。
ヘルゲン氏の研究チームは、
この新種に関する研究結果を動物雑誌「ズーキーズ」上で発表しました。

ヘルゲン氏によると、
オリンギートは以前から人間に目撃されていたんですが、
別の種類と取り違えられていたんです。

「（オリンギートは）博物館や動物園にいたし、 ＤＮＡも受け継がれていたが、誰も研究や注目をせず、 この素晴らしい、そして美しい動物の重要性に気付かなかった」（ヘルゲン氏）

そんなことがこのご時世まだ、あったりするんですね（笑）

ヘルゲン氏によると、科学者らは当初、
オリンギートはその姉妹種であるオリンゴの一種と考えていたそうです。
しかしＤＮＡ鑑定の結果、
オリンギートとオリンゴはどちらもアライグマ科に属するが、
人間とチンバンジーの関係のような「姉妹種」であることが分かりました。
オリンゴは、オリンギートに比べて大柄で、体毛も短く、面長。

これまでの研究で、
オリンギートは主に果物、昆虫、花蜜を食べ、主に夜に活動することが判明しています。
森林に生息し、木から木へと飛び移ることができたり、
母親が一度に育てる子どもの数は１匹というのも特徴だそうです。

オリンギートはコロンビアやエクアドルの高地に生息し、
普段は森の中にいるため、科学者らの目に止まりにくかった、
とヘルゲン氏は話します。

ヘルゲン氏によると、
オリンギートはまだ絶滅危惧種とはみなされていないが、
オリンギートが生息する森林の多くが切り倒され、生活環境が脅かされていると語ります。

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